笑ってくれたら、いいな ~毒親の私と不登校の息子~

毒親だった私、幼い子供の心は傷ついて現在不登校になっています。私の反省と息子のこれからを綴ります

転校から1年経ちました

不登校気味だった5・6年

居場所がなくて、暴言もはかれたり、嫌がらせも受けてきた息子。

最初は私自身、受け入れられなくて、彼を責めたこともあります。

甘えだと勘違いしていました。

彼のやさしさを弱さとしてしか、考えられず

もっと強い子に育っていたらなんて思っていたのでした。

しかしさすがに、相次ぐ、嫌がらせに、私自身耐えられず

もうそんな嫌がらせばかりされるなら、もう行かなくていい

そう言い放ちました。

 

そう言い放てたのは、中学校から、別の地域の学校に転校することを

本人も希望していたから。もう、通っている小学校・そして地域の中学を捨てよう

と思ったのです。

 

息子の通う学校は公立でありながら

市内どの地域からも受け入れるという特殊な学校。

県としてもモデルにしようとしているのでしょう。

 

特殊だからこそ、傷ついて居場所がなくなって、たどり着いた

そういうお友達がたくさんいるように見受けられます。

まだ私もその学校で、つながりが薄いので事情は聞くことができませんが

それでも同じタイミングで入った3名ほどの保護者と話していると

学校での生きずらさを抱えて転校を決めたのは共通事項。

 

そして数名の転入生たちは、みな昨年の一年を無事登校できたのでした。

保護者の方はここに通って良かった。そう一様にいいます。

私もその一人。

 

小学校でのいじめは本当につらいです。

だって周囲がそのイメージ(いじっていい奴・暗い奴)を9年間抱えるのですから

 

転校がすべてじゃないです。

うまくいくなんて保障は当然ないです。

でも、転校したいという前向きな意思が本人に出てきたら

私はチャンスだとおもいます

 

大人が転職をするように

子供も気軽に自分の居場所を探せるように

そしたらもっと子供は幸せになれると思う。

 

お友達の存在のありがたさ。

ひしひしと感じています。

毎年入る転入生に慣れているのでしょう。

受け入れる器量の大きさを感じます。

そして、そんな優しい子供を育てている保護者の方にも

私は感謝の気持ちを抱いています。

 

さらに・・

担任及び副担任をあわせるとなんと4人で

1クラスを担当してくださっています。

なんて手厚いこと・・

 

今、いじめ事案は増えています。

どの学校も同じくらい手厚くしてくれたらいいのに

先生にとっても

子供にとっても

複数の目から見守られるということは、良い事だし

先生のお仕事も分けられることは、働きかたとしても

良い事だと思います。

このシステムが広がってくれたらいいのに。

そう願ってやみません。

 

 

先生からの電話

昨日顧問の先生からご連絡をいただいた。

ぐったりしていた様子が見られまして・・

声をかけたところ

ボールをふざけて投げあっている子供たちの姿に

心が疲れてしまったようで・・

ふざけて投げ合う場を見ていただけだったようなのですが・・

様子を見てあげてくださいとのこと。

 

先生・・どうもありがとうございます・・涙

結局何があったか、息子は語らずでしたが

彼なりに消化を頑張っているのだと思います。

 

根掘り葉掘り聞かないで

向こうから語りだしたらしっかりと受け止めましょう。

私の尊敬する園の先生の言葉。

 

傷つきやすい子供は、色々大変だなぁと思います。

 

園で泣いてしまう子

園で子供との別れ際、泣いてしがみついている子供を見ます。

お母さんは心配だろうし、心が引き裂かれるような思いだろう

そう思います。お疲れ様です。

 

私は多子家族なので、少しだけ経験からモノを言うと・・

偉そうに申し訳ないのですが・・

お母さんと離れるのが辛いお子さんがほとんどな印象です。

大好きな人と離れるのって悲しいもんね。

 

毎日続くと、親も正直疲れますね

我が家の末の子もそうなので・・・

いやはや・・バスは使えなくなって、結局親の送迎に変更せざるをえない状況に。

 

けれど、それは本当に一時のことなんです。信じられなかったけど・・

小学生になれば、「離れるのが辛くて」泣くことはないと思います。

行きたくない、つまらない・・とかはあるかもしれませんけど。

 

この時期、我慢させないことも大切だって思うんです。

泣いている姿・・それは正直な心があふれる環境を、お母さんが

作ってあげている証拠だって思います。

泣いたらたくさん抱きしめて、送り出す・・

泣きじゃくってもヨシヨシして送り出す・・(引き渡すに近いですが)

それが出来ていれば、私はよく母業やっている、でいいと思う今日この頃です。

 

大好きだよって伝えつづけて、自己肯定感を身に着けさせることが

必要な時期だとおもうようになりました。

 

昔の私は、男の子には厳しくしなきゃという思い込みで

突き放していたのです。ひどい親です。

 

さいころ、我慢をさせ続け、突き放すことをしていたら

いずれ子供の心が崩壊します。

経験上です。

もちろんいろんな価値観あって当然です。

私の価値観はそんな感じです。

自分の子育てが間違っていた、と気づき始めた時のこと

毒親期はだいたい、11年間くらいだと思います。

 

自分の子育てが間違っている・・そういうことは

主人から何度も言われてきました。

しかし私は変われなかったのです。

子供は、●●すべきだ、●●あるべきだ

勝手な考えにとらわれ、その「べき」から外れた時に

ひどい剣幕で怒る・・それが昔の私でした。

 

子供は、所有物じゃない。

そもそも思い通りになる生き物じゃない。

思い通りにさせようと、してはいけない。

正しい子育てじゃない。

今はそう心から思います。

 

毒親を11年もやると

少しづつ・・子供たちに、変化が出てきます。

学校行きたくない・・

もう習い事行きたくない・・

人と話すのが嫌・・

 

私に責められ、怒られ続けた子供たちは

自己肯定感がありません。

だから外部との接触で疲れ果ててしまったのでしょう。

自己肯定感がないということが、どんなに不幸か

その時の私はよく理解していなかったのです。

 

自己肯定感がないと、自分を責め続けるのです。

ポジティブな考えも浮かびません。

自信もないので、いつもドキドキしています。

 

つまづいたときに、立ち直れない・・そんな状況だったのです。

 

頑張っていた習い事は、やめざるを追えない。そんな状態でした。

みんなにお別れの挨拶もできないくらい、憔悴してしまっていました。

お友達から何かを言われても、スルー出来ません

深刻に受け止め、自分を情けないと思う子供。

そういう姿を見て、私は自分の子育てが間違っていたことに

やっと「自分で」気が付いたのです。

子供たちの心の健康と引き換えに。

今更子供たちに謝っても、心をはぐくむ幼少期は戻りません。

それでも、時々毒親期の私の話になると

「あの時は本当にごめんね」と、言うようにしています。

遅いけれど、きちんと伝えなければならないことだと思うから。

 

本当にごめんね。

みんな大好きだよ。

 

 

 

アイチテル

末の子供が、ベットで

「ママ、あいちてるよ」って言ってくれる。

 

あいしてる・・なんて主人にも言ったことない私は

最初、子供の言葉なのに

「ママもあいしてるよ」とすぐに返せなかった

恥ずかしくなって。

 

いやいや、毎日大好きだよとは言うんですけどね。

 

どこで覚えたのかな?

 

こうやって気持ちをストレートにぶつけてきてくれるのは

もうあと1・2年じゃないかなと思う。

子供はどんな親でも愛してくれんだよね。

末の子供と接していると

上の兄弟たちを、同じように接していたら

どんなに良かっただろうと、本当に思う

 

自分の大切に思っていたことは全然大切じゃなかった。

学歴とか、スポーツで秀でた成績をとることとか

人より優れることとか

自分が威張れるとか

そんなことは全然必要じゃなかった

ただ「あいしてるよ」って毎日

抱きしめることが出来ていたらと思う。

 

 

 

高校進学問題

我が家にとって金曜日の夜と土曜日は幸せな時間。

世の中の子供が、みんな平等に休んでいるから。

(部活とかはあるでしょうけれども)

平日、不登校児は罪悪感をもって過ごしている子が多いのではないかな。

うちはそういう感じです。

子供達、お疲れ様。

子供を見守る、お父さんお母さんもお疲れ様です。

 

さて・・少しずつ進学に対してピリピリする季節になってきました。

 

私の住まいの県立の高校進学における評定は

1年生から加味されてしまう厳しいものです。

1年:2年:3年=1:1:1

だったり、1:1:2 だったり学校にもよるのですが

つまり、1年からの成績が3年並みに超重要なのです。

 

県立第一志望の場合、私立高校を滑り止めとすることが

多いのですが、あらかじめ相談会で内申や模試結果を持参し

「当日0点でなければ合格にしますよ」といった

お墨付きをもらい、県立高校入試に挑みます。

そのお墨付きにも、欠席日数に10日以内、30日以内とか

設定されている高校もあります。

不登校枠というのもあるようですが、情報が大変少なく

わかりません。

 

出席日数は、フリースクールや支援センターなどで

稼げると思うのですが

問題は・・学校での内申になります。

私の住まいの地区では不登校になった時点で

テストを頑張っても1になってしまう現状があります。

(学校によっても異なるとは思いますが)

 

授業態度なども加味されるため、評価が厳しくなることはわかりますし

実技教科などでは、そのようなことも致し方ないかもとは思うのですが

テストで良い成績をとれるように頑張っても、1しか取れませんという状況は

正直厳しい・・と思っています。

不登校児に救いがありません・・

一般入試では希望がありません・・・

なぜなら3年間で1を一度でもとると、お墨付きをもらえない私立も

あることと(ただし模試の結果などでOKくれる学校もあるかもです)

何より三年間の内申合計が県立入試合格に大きく響くからです。

まぁ、私立のお墨付きに頼らずに、私立も県立も当日入試で合格すれば

良い話ではあるのですけどね。(県立は内申が無い分、相当大きく点を

とる必要があります)

 

現実的には不登校枠を利用する他選択肢はありません。

情報も不足しており、これは私も勉強中です。

 

不登校の子供と一般の子供・・同じ基準で内申を設けることが

無理があるのだと感じます。

いっそのこと、1をつけられるくらいなら、何も書かれないほうが

良い気がするくらいです。

 

不登校の大半は親の責任・・市長の言葉に思うこと

またしても、不登校のニュースで驚きの記事が・・

滋賀県 東近江市長の言葉

もちろん、切り取りではあるけれど

最初から聞いていたわけじゃないけれど

でもさ、

フリースクールは国家の根幹を崩す とか

不登校の大半は親の責任だ などなど・・

詳細は控えますが、、

気になる方は検索してみてくださいね。

 

人格形成に親の責任はあると思っています

毒親の私からすれば、息子の自己肯定感にも深く関係していると

反省していますし、責任を感じています。

だけど直接のいじめや嫌がらせ・・それは起きていいわけじゃない。

 

気の弱い子供は親の教育のせいだ・・そういうことが言いたいのかな。

強い子だけしか残れない時代ってことですか?

 

私自身反省することは多い。

でも、財政支援を国が行うべきじゃないって・・

将来を担う子供達ですよ?

将来税金を納める子供たちですよ?

 

私たち親は、子供が不登校ですが、税金を納め、通わない小中学校に

そのお金が流れているんですよ?

 

どれだけ、不登校が多いのか、この市長さん、わかってて言っているのかしら。

不登校の子供達、そしてその親たち全てに対し、まさに「傷口に塩を塗る」ような

報道内容。

 

感情的になってしまった、すみません。